『クライオサウナ』とは、マイナス110℃~190℃の超低温環境を作り出すクライオセラピーのための機器です。クライオセラピー(全身冷却療法)とは、冷却を意味するクライオ(cryo、ギリシャ語)とセラピー(療法)からなる造語で、全身を1~3分間、極低温(マイナス110℃からマイナス190℃)で冷却する施術法のことを意味します。
クライオセラピーの効果
クライオセラピーは、免疫システムを刺激することで体内の再生プロセスに働きかけます。現在、欧米でははすでにあらゆるスポーツ医学の現場で一般的に活用されています。
また、ケガをした際のリハビリにも盛んに利用されています。美容業界では血行の改善や肌の再活性化、アンチエイジング、デトックスを目的としたセッションに取り入れられています。
特に欧州では、医療分野において病気や手術後の回復促進、皮膚病の治療、あるいは一般的な健康状態の改善目的として広く使われています。
ナチュラル・ヒーリング
クライオセラピーは人体に人工物を加えるものではなく、人が本来持つ自然な免疫反応の活性化を促すものであるため、きわめて安全です。ごく短時間の低温環境は、体温には影響しません。冷却には液体窒素が使用されています。窒素は普通に人が呼吸する空気の3/4を占める気体ですので、人体はもちろん環境にも影響を与えません。
冷却には液体窒素を使用し、1回の入浴時間は最長で3分というごく短い時間ですので、極低温の環境下に置かれても人体内部の体温に影響を与えることはありません。
この超低温冷却療法は、そもそもリウマチの治癒を目的に日本で開発された技術です。しかしこの『クライオサウナ』はアメリカ・ヨーロッパを中心に話題が広まりました。同じく全身を冷やすアイスバス(氷水入浴)約45分と同じ効果が短時間で得られるため、多くのプロアスリートが筋肉疲労の緩和やコンディション調整、また故障からの早期回復のために利用しています。
特にサッカーのクリスチャン・ロナウド選手は、この超低温冷却療法の効果を実感したことから自ら購入し、自宅で愛用しているほどです。
日本では国立スポーツ科学センター(JISS)にもクライオセラピー機器が導入され国内トップレベルのアスリートが利用しているなど、その効果はすでに多くのスポーツ関係者および医療関係者からも信頼を得ています。
マイナス160~190℃で1~2分間の施療を実施。皮膚の表面下にある血管と筋肉組織の収縮を促すことで血行の循環を促進します。中心部では、身体に備わる自然のろ過システムが、血中の毒素や炎症特性を除去します。
冷却キャビンから出た後、ろ過された血液が再び末梢組織へと送り込まれます。浄化され、酸素、栄養素、酵素が豊富に含まれた血液は、皮膚と筋肉を強化し、身体中のさまざまな働きを増加させます。
施療後の48時間の回復過程において、体は施療前の状態へと回復するだけなく、さらに改善された状態へと機能が向上します。また多くの場合、施療前の痛みや炎症等の症状は軽減されます。
リウマチ | リウマチ障害、脊椎障害:軟部組織のリウマチ、リウマチ性疾患;骨軟骨症、その他脊椎の病理的変化 |
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肝臓障害 | 慢性自己免疫性肝炎;慢性ウィルス性肝炎;代償性 段階にある肝硬変 |
神経障害 | ノイローゼ、偏頭痛、睡眠障害、多発性神経根炎 |
美容分野 | 肌引き締め、セルライト管理;全身の若返りとアンチ エイジング;肌の代謝プロセス強化、シワ防止効果;毛髪と爪の強化と治療;肌のシミ・傷・ニキビ跡などの治療 |
性科学的障害&泌尿器障害 | 性交不能障害、性的能力&リビド ー促進、勃起機能回復・改善;心理的感情障害の治療と機能状態の回復 |
婦人科障害 | 月経前症候群;更年期症候群 |
内分泌系障害 | 肥満症、内分泌及び免疫障害 |
呼吸器障害 | (閉塞性を含む)慢性気管支炎;気管炎 |
心臓障害 | 心臓循環疾病の予防、栄養血管性障害 |
皮膚疾患 | 皮膚炎、アトピー性神経皮膚炎、湿疹、乾癬整形外科と外傷:手術後の治癒 |
スポーツ医学 | 急性及び慢性スポーツ損傷の治癒とリハビリ スポーツ選手の体調の調整と維持 |
健康の大幅改善 | 感冒やカタル性疾患の予防;ストレスやそれに伴う障害の予防(不眠症、憂鬱症、食欲不振)免疫強化、代謝機能回復 |